Rust
tsify-next を使っていると特定の型名に対して想定していない型情報が生成されることがあります。 例えば Path, Range, Cow などがそうです。 // Rust pub struct Path { b: bool, s: String, } #[derive(Tsify)] pub struct Range<T> { _t: T, b: bool, s: Str</t>…
wasm-bindgen を使うと Rust の構造体から TypeScript の型情報を生成して wasm で受け渡しできるようになる。 やるべきことは #[wasm_bindgen] 属性をつけるだけで、wasm-bindgen がよしなにしてくれる。 // Rust use wasm_bindgen::prelude::*; #[wasm_bin…
wasm-bindgen では Rust に組み込みの型だけでなくユーザーが定義した型を関数の引数・返り値に使うことができます。 例えば下記のように User 構造体を定義して、 // Rust #[wasm_bindgen(getter_with_clone)] pub struct User { pub name: String, pub age…
Rust で wasm を書くときの話題です。 Rust で書いたプログラムは wasm にコンパイルすることが可能です。さらに wasm-bindgen を使うと JavaScript から呼び出しやすいインターフェースを自動生成してくれます。 例えば下記のようなコードを書くと、 // Rus…
みなさま ラムダ計算 をご存知でしょうか。 ラムダ計算はある種の関数型プログラミング言語の体系で、変数と関数, そして関数適用というミニマルな構成要素だけでチューリング完全な表現力を持っています。 この記事では、ラムダ計算の中でも特に単純な 型無…
Rust は「コストのかかるコードは書くのが苦痛であるべき」という思想のもとデザインされている気がする。 というのも Rust を書いていると「意図的にショートカットが用意されていない」と思える場面があるからだ。 いくつか例を挙げてみようと思う。 文字…
どうも id:todays_mitsui です。この記事は はてなエンジニア Advent Calendar 2023 の23日目の記事です。 昨日は id:cateiru さん、明日は id:motemen さんです。 『達人プログラマー』という有名な書籍があって、そのなかで毎年少なくとも一つの言語を学習…
はっきり云って Rust は難しいです。 Rust は GC を持たず、 所有権という概念の上に構成されています。 そのため所有権のある値そのものを扱うより、借用 (参照) した値を扱うほうが難しくなりがちです。 なぜ借用のほうが扱いが難しいかと云うと、 所有権…
Rust では所有権と借用, そしてライフタイムという概念があるため、値そのものを取り扱うより参照 (借用) を取り扱うことが難しくなりがちです。 特に関数から参照を返そうとすると、そこにはライフタイムの概念が絡んできます。 例えば下記のように関数内か…
Rust ネタです。 Rust では構造体に対してメソッドを定義できます。 公式のドキュメント では Rectangle 構造体に対して面積を求める area メソッドを定義する例が紹介されています。 struct Rectangle { width: f64, height: f64, } impl Rectangle { /// …
ご存知の通り Rust 言語はとても厳格な型システムを持っています。 そのためノリで書こうとしてもコンパイラや Language Server から「ここ、型が合わないよ」と言われて実行すらさせてもらえないことが稀によくあります。 ですが、そんなことばかり言っても…