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一手間加えた INSERT - レコードが未登録のとき、登録済みのとき、

DB にレコードを INSERT するとき、一手間加えて 未登録の場合に限って登録登録済みなら一部フィールドだけ上書き などしたくなりますよね。
ここ最近、そのような SQL を書くことが多かったのでメモしておきます。

ちなみに MySQL の独自構文などもバリバリ使っているので、他のベンダーの DB に適用するときは部分的な書き換えが必要かもしれません。


レコードが存在していなかったら新規登録、存在していれば上書き

INSERT INTO `posts`(
    `id`
    ,`title`
    ,`body`
    ,`created_at`
    ,`updated_at`
)
VALUES (
    42
    ,'test title'
    ,'test body'
    ,'1970-01-01 00:00:00'
    ,'1970-01-01 00:00:00'
)
ON DUPLICATE KEY UPDATE
    `title`       = VALUES(`title`)
    ,`body`       = VALUES(`body`)
    ,`updated_at` = VALUES(`updated_at`)

UNIQUE インデックスまたは PRIMARY KEY を重複させるようなレコードを INSERT しようとしたときに、INSERT ではなく UPDATE が実行される。
その場合でも created_at は上書きされない。

参考


レコードが存在していなかったら新規登録、存在していれば何もしない

INSERT INTO `tags` (
    `id`
    ,`name`
)
SELECT
    42
    ,'Technology'
FROM dual
WHERE NOT EXISTS (
    SELECT `id` FROM `tags`
    WHERE `name` = 'Technology'
)

タグ一覧テーブルからタグ名が ‘Technorogy’ であるものを探して、存在しなかった場合に限り INSERT する。
8行目でテーブル名として使われている dual は実際には参照されることのないダミーのテーブル名。

参考